おはようございます。只今、午前5時27分。だいぶ明るくなってきました。寝不足でボーとする頭とぐるぐるするお腹を抱えながらキーボード叩いてます。夜寝落ちしちゃって、そっから荷物整理したらこんな時間。2時間寝るかどうか一瞬迷ったけど、高速バスで寝れるので眠気しのぎのブログです。
さて、今から向かうは長野県伊那市。調査地としても大変お世話になっている地域です。今回は研究ではなく完全に遊びで行きます。3月、きっとまだ寒いけど、川辺で野遊びする予定。大人も子どもも関係なく、好きにゆる~くあそぼうの会。
裏テーマとしては、コロナ禍でますます “飼育” されているような抑圧された人間社会からちょこっと抜け出して、大自然のなかで思う存分あそび自らを解放しよう!!という、野に放たれし我らの集いです笑
当日の流れはあってないようなものだけど、小学4年生と大学院生の私がビデオ通話しながらやりたいことを勝っ手に決めました。ちなみにね、相棒とは20歳弱はなれているわけだけど、6歳下の実の妹よりもギャップを感じないような…笑
伊那の大地でのびのび育っている子にはTik TokもYoutubeもアイドルもアニメもいらないみたいで。野山のことをたくさん教えてくれます^^ この間はおじいちゃんと原木にキノコの菌打ちをしたんだって。いいな~。
さあ、気になる今回のメニューはこちら↓
○丸木舟に乗ろう!!グラグラするけど楽しいよ!
○バーベキュー!鹿もうさぎも、場合によってはタヌキまで!
○五平餅を食べよう♡作ろう!お好み焼きもあるよ!!!
○ごえもんぶろだよ~ あったまろう!!
○マイスプーンを作るよ~ しかも木から手づくり★
○キャンプファイヤーだ!!花火みたいで楽しいぞ~!!
もうわくわくでしかないでしょ!!このファンシーなお品書きは相棒が全部考えてくれました。さすがの感性。語呂の良さも見習いたい。
あとは当日行ってからのお楽しみ。お天気のご機嫌や来てくれた人の様子をみつつ、各々が遊んで楽しめる場をゆる~く見守りたいと思います。
この ”ゆるさ” が本当に大切なんだよね。伊那の魅力のひとつは、目的や落としどころを定めないで、何かおもしろいことやってみようよ!とまず動いちゃう人がたくさんいるところ。それもいきなり派手にはやらない。
「小さく生んで 大きく育てる」
そうやって人の輪がさざ波となって広がっていく。こんなふうに地域の人たちの内から生まれて、手づくりで育まれてきたものは、ほかでもなく地域の人たちのためにあり続けるのよね。地域活性化は、それ自体を目的に据えて行動したところで到達できるものではなくて、あくまで結果としてあらわれる状態なんだと思う。どんな状態が自分たちにとって幸せかイメージできていれば自ずと活性されていくんじゃないかな。
これまで私が地域の内発的な発展について研究しながら感じてきた疑問や違和感も、ここ伊那で解きほぐされてきているような気がします。
なかなか学問としては捉えにくい動きなんだけど、最近いろんな現場をみていて、「意図的な無計画」とも思われる地域づくりがかなり本質をついたことをしているなと感じるんだよね。農村"計画"学を研究分野としている私にとっては、これがすごく新鮮だし面白くて。これまで、問題解決が~とか価値創造のために~とか言われてきた枠すら超えて、目的なき地域発展論みたいなものを生み出せたらよいなあと、ひそかに野望を抱いております。目的がなければ計画も立てられないわけなので、計画学にとってはかなりチャレンジングなテーマにはなるけど、「あえて計画しない計画論」という一石を投じてみたいのです。ふふふ。
というわけで、頃合いもよくなってきましたので今日はここまで。悪だくみしてたら眠気ふっとんだー。よし、大好きな伊那の風景が待っている。
みなさんも良い週末を!
いってきます!