こんにちは!Saeです!
今回は面接審査を控えるトビタテ候補生のみなさんに向けてブログを書きます。
突然ですが、トビタテ!留学JAPANという留学奨学金制度をご存知ですか?
海外に少しでも興味のある高校生・大学生の方は知っている方も多いと思います。
ざっくり説明すると、
①自分だけのオリジナルの留学計画で
②官民からの支援を受けて留学することができ
③留学前後もトビタテ関係者とつながり学び合える
日本の留学コミュニティです。
詳しくは文科省やトビタテ生が色んな形で発信してくれているので、YouTube等で検索してみてください。
ちなみに、私はトビタテ大学生コース9期生として、1年間英国のニューカッスル大学に研究留学していました。
一生のなかでも、心の奥底から豊かさを感じられる日々を過ごさせてもらい、本当の意味での多様性を目の当たりにして、自分の価値観も人生の可能性も大きく切り拓くことができた経験だったと確信しています。
トビタテじゃなかったら、こんなに自由度の高い留学にはできなかったし、熱意あふれる素敵な人たち(いい意味で変態)にも出会えませんでした。
どんな留学計画だったの?なんで留学したの?実際に現地では何を学んだの?など、気になる方は下記のリンクを覗いてみてください。私のページ以外にも個性豊かな留学体験談が楽しめますよ!
さて、今回私がこのブログを書いているのは、ほかでもなく面接審査を控えるトビタテ候補生のみなさんに採用の秘訣を伝授するためです!
トビタテ14期の面接審査が今週末に迫っているようですね。しかも、今年は初のオンライン面接。不安を抱えている方も多いのでは?と思い、大急ぎでキーボードをたたいています。
つい先日、私が所属する大学でも面接練習があったのですが、
せっかく良い留学計画なのに、伝え方のせいで、ありきたりなものに聞こえてしまったり、スライドと説明がちぐはぐで、結局何が言いたいのかわからなかったり。もったいない!!
ということで、国際交流担当の先生方とトビタテOBOGから、叱咤激励をこめたアドバイスをたくさん伝授しました。
以下には、その時に出たアドバイスの数々と、私が実際に面接で聞かれた質問などをまとめています。
これらのポイントを意識するだけで、あなたの伝え方も各段に良くなるはず!!
本番までのブラッシュアップ、直前の見直しに参考にしてもらえたら嬉しいです。
ぜったいに外せない!3つの重要ポイント!!
トビタテ公式サイトにもある通り、審査基準は「熱意」と「独自性」と「好奇心」です。面接審査では、これらを効果的に伝えないといけません。1つでも欠けたら落とされます。
そこで、以下の3つのポイントを必ず意識してください!
なぜあなた?
あなたのプレゼンを1回聞いただけで、誰もが「これはあたなだからこそ実現できる留学だ」と思えるストーリーになっていますか?
あなたそのものに興味をもってもらい、応援したい!と思ってもらえるような内容が理想的です。多少盛ってでも、感情移入を誘うぐらいの物語にすることをお勧めします。
幼少期の体験や挫折した出来事など、パーソナルなエピソードを入れると効果的です!
なぜ留学?
あなたの人生にとって、留学をする必然性はどこにありますか?
留学は目的ではなく手段だということを意識しましょう。留学のその先にある将来像をハッキリと伝えた上で、そこに到達するために、絶対に留学が必要なんだと強調できると説得力が増します。
なぜトビタテ?
大学独自の留学プログラムやトビタテ以外の奨学金制度もありますが、なぜトビタテで留学したいのですか?
とくに、語学留学や研究留学が含まれる人は注意!「それってトビタテじゃなくても良くない?」と思われたらアウトです。
トビタテで留学することの良さとして、人脈が広がることは多くの人が認識しています。じゃあ、もう一歩踏み込んで、こうしたつながりを得られた先に、あなたは何を実現したいですか?具体的なところまで答えられると高評価につながります。
人脈以外にも、自分で留学先・留学内容を決められることや、留学後も学び合いのプラットフォームに参加できることなど、トビタテの魅力はたくさんあるので、自身の将来に必要だと思う要素を整理しておきましょう。
以上の3点をまとめると、「なぜあなたがトビタテで留学するのか?」という問いに的確に答えられればOKです。
準備につまずいている方は、トビタテ1期生(巷ではレジェンドとよばれる)のEiさんが提唱する物語理論がとんでもなく効果抜群なので参考にしてください!
---追記2024-01-19
上記note記事が削除されてしまったようですね。こちらの本に詳細がまとめられていると思いますので参考にしてみてください。
プレゼンはシンプル・メリハリ・インパクトを意識せよ!
話し方編
・最初と最後に一番伝えたいことを強調する
・できるだけ書類審査で提出した申請書にそって話す
・キャッチーなキーワードを織り交ぜる
・専門用語はなるべく使わない
・あいまいな表現は使わず具体的に話す
・ポジティブな表現を使う
・強調したいところはゆっくりand繰り返す
面接官は、書類審査時に提出された留学計画を手元で見ながら面接していることが多いです。説明の順序はなるべく変えず、わかりやすいキーワードを強調しながら話すのが良いでしょう。
あとは、何がなんでも自信満々に話すこと!面接審査で落とされてしまった知り合いは、「あいまいな表現を使い過ぎたのが原因だと思う」と話していました。(ちなみに彼は次期の選考でちゃんと採用されましたよ!)
スライドのつくり方・使い方編(グループ面接時の4分プレゼン)
・伝えたいことはスライド上に明記する
・どこを話しているのか一目でわかるデザインにする
・研究留学の場合はエビデンスものせる
・あそび心をちらつかせる
・発表中はポインター機能を使うなど工夫する
・スライドをおくるときは一呼吸してからクリック
オンライン面接がこれまでと違うのは、スライドが全面に映し出されることです。対面であれば、表情や話し方でカバーできるところも、オンラインだと誤魔化しがききません。逆にいえば、印象的なスライドをつくれれば、かなり伝わりやすくなります。
私のときは対面形式でしたが、グラフィックをたくさん使うように意識しました。
面接はハッキリ・パッション・グイグイいこう!
・質問に対して簡潔に回答した上で詳細を述べる
・自分に投資してほしい!という貪欲な気持ちで挑む
・グループ面接では積極的に発言する
面接官の多くは民間企業の方です。「この人に投資する価値はあるのか?」という目線で審査しています。繰り返しになりますが、自分のやりたいこと・将来性を応援してもらえるように存分にアピールしてください。
グループ面接では、コミュニケーション能力も評価対象になっています。積極的に質問したり、グループをまとめたりしましょう。
想定質問
実際に私が個人面接で聞かれた質問や、よくある質問をまとめました。
・留学計画を3分ほどで簡潔に述べてください
・(留学内容は)日本ではできないのですか?
・留学先が複数ありますが、すべてを遂行できますか?
・これまでの研究と留学中の研究の関連性を具体的に説明してください。
・あなたが感じているトビタテ!留学JAPANの魅力は何ですか?
・もしトビタテに合格しなかったとしても留学しますか?
・留学先では、どのように日本の魅力を発信しますか?(アンバサダー活動)
・留学後は、どのように日本全体の留学気運を高めることに貢献したいですか?(エヴァンジェリスト活動)
このほか、こんな新型コロナウイルス関連の質問もされるかもしれません。
・新型コロナウイルス感染症の流行状況を踏まえると、海外に渡航できるかわかりません。
このような状況下で、あなたはどうしてトビタテ!留学JAPANにチャレンジするのですか?
このような状況下で、留学することに対して、あなたはどのような意味付けをしていますか?
・留学開始日が遅れて留学期間が短縮された場合、初期の目的を達成できますか?また、どれくらいの短縮なら変更可能ですか?
・留学開始日が遅れて留学期間が後ろにずれこむ場合、開始日の変更はどの程度可能ですか?帰国後の大学での研究や就活等、進路への影響を踏まえて答えてください。
最後にもう一度確認!
☑あなただからこそ実現できる留学計画になっていますか?
☑トビタテで留学することの意義が伝わる内容になっていますか?
☑専門外の人でも興味のもてる内容になっていますか?
なにより
☑自分自身がわくわくできる留学計画(プレゼン内容)になっていますか?
自信をもって全項目に✔がつけられたら、あとはパッション全開で挑むのみ!
ひとりでも多くの熱意ある学生が世界にトビタテますように。
もし個別で相談したい方いたら気軽にコメントくださいね。SNSからでもOKです◎
それでは、今日もHave a lovely day♪